大きく分けて2つの分野の科目から出題

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社労士試験では、一般的な呼び方として「労働科目」と「社会保険科目」の2分野からの出題になります。それぞれの分野が取り扱う法律の種類によって区分けしたもので、労働科目は労働基準法や労災保険法といった、旧労働省での所管法律が含まれ、社会保険科目には健康保険法や年金法など、旧厚生省での所管法律を取り扱っています。これらの法律に関して豊富な知識を備え、顧客からの相談に応じるのが社労士となります。

社労士試験の試験科目記事一覧

労働基準法は、社会保険労務士の試験で問われる多数の法律(約50種以上とも言われます)の中でも最も基礎となる法律で、労働者が職場で働く際の最低基準を定めたものです。労働者が雇用される際に使用者と結ぶ労働契約や、労働時間、休憩休日、その他職場での労働条件や、関連したさまざまな事項が規定されています。法律の内容は比較的わかりやすい表現で書かれていますが、試験の問題として、近年は法律本文だけでなく通達(省...

労働安全衛生法は、労働基準法に規定されている「事業場の安全と衛生」を独立させた法律です。もともとは労働基準法の一部分だったものですが、経済成長によって大規模な建設事業や大きな工場での業務が増えてきたことで、職場での安全衛生の重要性が高まってきました。そこで労働基準法から分離独立し、労働安全衛生法としてこの分野の法律として確立されることとなりました。労働安全衛生法単体としてはそれほどボリュームがある...

労働基準法は、社会保険労務士の試験で問われる多数の法律(約50種以上とも言われます)の中でも最も基礎となる法律で、労働者が職場で働く際の最低基準を定めたものです。労働者が雇用される際に使用者と結ぶ労働契約や、労働時間、休憩休日、その他職場での労働条件や、関連したさまざまな事項が規定されています。法律の内容は比較的わかりやすい表現で書かれていますが、試験の問題として、近年は法律本文だけでなく通達(省...

雇用保険法は古くから「失業保険」という名称でおなじみとなっていて、私たちの身近にある法律です。たとえば私たちが会社員で、もし定年前の40歳・50歳位の年齢で会社からリストラされ、退職をした場合。自分が「働きたい」「働く意欲がある」にもかかわらず、経済状況や求職者と企業とのマッチングの問題などがあり、なかなか再就職への道が無い場合もあります。雇用保険法では、このような失業に対する所得補償の意味合いを...

労働保険徴収法は、一般に「労働保険」と総称する、労災保険法と雇用保険法両方の保険料の徴収や保険関係、また保険料の納付に関する手続きなどの規定を定めている法律です。正式には「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」です。この法律は、例えば会社の人事部などで働いていれば非常に馴染みの深い法律ではあります。社員の労働保険料の計算をして納付する(年度更新といわれます)手続きなどを業務として行っている人には見...

正式名称は「労務管理その他の労働に関する一般常識」となっており、社労士試験の単独出題科目になっていない法律の中で、主に労働者に関する法律(労働者派遣法・障害者雇用促進法など)や、労働経済の動きが出題されます。この科目は、選択式試験では単独で5問の出題が行われ、「社会保険に関する一般常識」とは別の科目として出題されますが、択一式試験では社会保険に関する一般常識と一緒の科目で出題され、配点は5点ずつの...

健康保険法は、社労士試験の出題法律の中でも最も私たちの身近な法律です。私たちが病院などで診療を受ける際に、健康保険証を出すと治療費を通常3割しか負担しなくて良いということは皆さんご存知の通りです。これは私たちが健康保険法の被保険者であるからということになります。大正時代に成立した法律ですので、社労士に関連した法律では最も歴史が古いことも特徴です。やや言い回しは古い部分が残っているものの、馴染みのあ...

国民年金法は、一般的に呼ばれる「年金」としてすっかりおなじみです。私たちが老後の生活を支障なく送るために20歳から年金を支払い、現在65歳から老齢基礎年金を受給するシステムです。全国民の基礎年金という位置づけですので福祉的な意味合いもあり、老齢だけでなく年金を納付していない人にも支払われる「障害」や「遺族」についての年金も用意されています。国民年金は保険料収入の落ち込みで現行制度が将来に向けて成り...

厚生年金保健法は、古くはブルーカラー(現場労働者)に対する労働者年金でしたが、時代を経るごとにその適用範囲を広げ、今では一般的な会社員、船員、民営化されたJRやNTTの旧公社などにも適用されています。自分の報酬に応じた報酬比例型年金で、国民年金の2階部分(上乗せ)とされています。国民年金は定額の保険料ですので、そのシステムには違いがあります。ざっくり言うと、厚生年金保険法では給料が多いほど年金保険...

一般常識は選択式で2科目、択一式で1科目として出題されます。「労務管理その他の労働に関する一般常識」と「社会保険に関する一般常識」に分かれます。そのうち、「社会保険に関する一般常識」は国民年金法、厚生年金保険法、健康保険法以外の社会保険に関する法律(国民健康保険法、介護保険法、児童手当法など)や、厚生労働白書の統計問題などが出題されます。社会保険に関する一般常識はその範囲が非常に広く、なんでも「一...